コロナウイルスは収束に向かうか?

昨年初めから続くコロナウイルスの流行は、間もなく2年になろうとしている。ワクチンの接種も進み、このところ感染者の数も減り、緊急事態宣言も解除され先行きにかすかな明かりが見えている。

デルタ株の強い感染力により、流行初期に少なかったアジア諸国でも多くの感染者を出し、日本では8月20日に全国の感染者数が25,868人に達したが、幸い現在は400人台で2か月弱の間に1/60まで減少している。この急激な減少の原因はよくわかっていないようだが、2年の間にコロナに対抗する手段が確立されつつあるのも事実だと思う。

この間を振り返ると感染対策が国によって異なり、冷静な判断力と適切な実行力を有した国が現在、コロナ前の生活状況により近い状態を実現していると思う。ワクチン接種の早期判断、証明書の発行や法整備によって飲食やイベントが実行され、感染者数が日本より多いところでも、経済が動き出している。一方日本はウイズコロナと言いながら、再度の感染爆発が有れば(第6波)緊急事態宣言で対応するであろう。コロナの対応策が徐々に確立され、これまでの対策を見直すチャンスがあっても、一旦決めたルールは変えたくないように思える。

現在までに世界で500万人近い人がコロナで亡くなっている。「ただの風邪」と呼ぶには多すぎる。しかしいつの日かコロナは「ただの風邪」として扱われる日が来る。スペイン風邪もそうだ。スペイン風邪が無くなったわけではなく、対応する薬が開発され今は「ただの風邪」になったのだ。

今後コロナの大きな波が来るたびに、世の中を止めていたのでは、いつまでたっても収束に向かう事は無い。共存しながら「ただの風邪」に持っていく生活様式を確立していく事が必要であると考えている。そしてその決断が今問われている。

 

吉澤 比佐志

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