年初に思う

新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。

働き方改革に伴う2024年問題は運送業界や関連企業に様々なインパクトを与えたが、富山県トラックとしては真摯に取り組み、適切な対応が出来たと感じている。これも荷主企業やドライバーの理解が有っての事だと感謝をしている。

しかし、その上で今後の課題は多い。特にドライバー不足は深刻で、弊社でもドライバーの平均年齢は50歳を超えており、20代は皆無に等しい。また再雇用のドライバーも少なからず存在し、ドライバーの確保が大きな経営課題になっている。今後は限られた数のドライバーの奪い合いになると同時に、車輌の供給のひっ迫が起こって、輸送に影響が出るのは避けられなくなるものと思われる。対応策としては、高速道路における自動運転、内航船や鉄道へのモーダルシフト、共同配送等があげられるが決定打となるものがないため、個別の企業での差別化により、ドライバーを採用するための努力をし続けなければならないだろう。

ドライバーを確保するためには、ひとえにその労働環境を改善する事に尽きるであろう。勤務時間、給料などの条件が魅力的なら、やってみたいと思う人は居ると思う。物流が止まれば、社会が混乱するほど大切な仕事である。その重要性が改めて認識される時代になると思う。物流業者はその存在価値を正しくアピールする時代に移行すると信じている。その為にも、安全安心でお客様から信頼され評価されるサービスを提供し続け、強い会社を作りたいと思う。

吉澤比佐志

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