不安と向き合う

新型コロナウイルスの流行が始まり、約1年半が経過した。ワクチンの接種による感染者の抑え込みが焦点になっているが、接種を望まない人も多い様で、まだまだ出口が見えたとは言えない。この閉塞感はいつまで続くのだろうか、不安は解消されないままだ。

人はコロナにかかわらず、日頃何かと不安を感じて生きている。取り越し苦労のような不安もあれば、危険予知につながる不安もある。例えば、大雨が降ってきた時、それがいつもと違う勢いで降っている時に感じる不安は、生存に対する不安である。これがなければ、大災害が起きた時に命を失うことになるので、不安を持つこと自体は悪い事ばかりではないと思う。不安は、誰にでもある自然な心の動きと言っていいだろう。

しかし、だからといって些細なことにいちいち反応して、不安のとりこになる事は避けなくてはいけない。何事にもすぐに不安を感じるいわゆる「心配性」の人は、その原因のほとんどが自分の中に有り、行動することで解消できるのに、不安を不満に変えてネガティブな発言や行動をする事が有る。

かくいう私も心配性であり、不安の原因を他人に求めたくなるが、それでは解決などできるわけがない。不安は自分の行動にネガティブな影響を与えるので、それを安心に変える努力が必要だ。その為に実践していることは、まずは不安を感じている自分を客観的に観察して、それがなぜ起きたのかを分析する。そして心の在り方をプラスにして、現状を肯定的に受入れ、対処法を考え行動することで少しずつ解決の方向に導いている。うまくいかなければ他の方法を模索する。始めは難しいかもしれないが継続することで出来るようになると思う。

コロナだから不安を感じるのではない。コロナでも不安に感じずに生きて行く考え方と行動に欠けているのだと思う。現実にコロナの中でも、成長している個人や企業はたくさんある。その違いは各自の心の在り方にあるのだろう。不安に対する自分なりの対処法を見つけて安心の心を持てれば、日々の生活が変わってくると思う。みなさんは不安と上手に向き合っていますか?

 

吉澤 比佐志

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