考える力

人間は常に考えている。
ある人は「この国をどうしようか?」と悩み、
ある人は「週末は何をして過ごそうか?」と考える。
人は考える事によって、成長し進化をし多くの困難を乗り越えてきた。
「考える」ということは「生きる事」そのものなのだと言える。
それは万物の霊長たる人間にのみ与えられた、最高の能力である。

しかしその能力も使い方によっては、人々を大きな悲劇に導くことがある。
戦争や犯罪も考える力の結果である。
経営者としての立場から言えば、社員を幸せにするのも不幸にするのも、
社長の考え方によって決まる。重要なのは「正しい考え方」ができるか
どうかである。

それでは正しい考える力の使い方とは、どういう事なのだろうか?
勿論それは、自分が幸せになることが大切だが、利己的であっては
ならないと思う。その考え方が多くの人に利をもたらすものが「正しい」
といえるのではないだろうか?

説教じみた事を、と思われる方にはご容赦頂きたい。しかし、今の世の中を
見ていると、考える事を拒絶する人、自分さえよければ良い人、他人を平気で
傷つける人と考える力の使い方を間違った人のなんと多い事か!特に日本は
世界でも稀に見る恵まれた国だ。我々こそが「良き考え方」の実践者に
ならなければ、誰ができるのだろうか。

勿論きれい事だけでは生きてはいけない事など、百も承知だ。しかし
その上で自分の心といつも真正面に向き合って行くことが、「正しく考える」
事のように思う。そして、その考え方と行動を通してお客様や地域の人々に
微力ながら貢献できればと思う。

 

吉澤 比佐志

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